福岡空港を運営する福岡国際空港会社(FIAC)は、空港内事業者の様々な職種の求人情報を横断的に掲載した「福岡空港採用専門サイト」を2月28日に開設する。事業者間を横断した採用専門サイトの開設は、福岡空港では初めて。
専用サイトには職種の異なる16事業者を掲載予定。求職者はサイト内の応募フォームから各社・協会へ応募でき、応募後は事業者と求職者がサイト内で面接日程の調整や採用通知などのやり取りができるという。
掲載予定の16事業者は、ANA福岡空港、エスエーエス、コウノイケ・エアポートサービス、航空保安協会空港事業部、JALカーゴサービス九州、JALグランドサービス九州、JALスカイ九州、スイスポートジャパン、双日ロイヤルインフライトケイタリング、にしけい、西鉄エアサービス、西鉄(西日本鉄道、9031)、福岡給油施設、福岡空港サービス、ミカサ、FIACとなる。
FIACはこれまで、福岡空港の人材確保に向けた取り組みとして、空港内事業者と連携した合同企業説明会を1月28日に開催。約570人が参加したという。今回のサイト開設は人材確保に向けた取り組みの第二弾となる。
3月18日には2回目の合同企業説明会を開催予定。今回は2024年新卒者も対象とし、既卒者、経験者と合わせて多くの人に来場して欲しいという。場所は前回と同じ福岡空港の国内線ターミナルを予定しており、入場にはウェブサイトで事前予約が必要になる。
水際対策の緩和に呼応するように、インバウンド(訪日客)の需要が回復している一方で、各空港では航空機の牽引や誘導などを行うグランドハンドリング、出発客全員が受ける保安検査など、人手の確保が難しい業種が出てきている。国内の主要空港では、成田空港を運営する成田国際空港会社(NAA)も、2月に空港内の関連企業21社による合同企業説明会を開いている。
関連リンク
福岡空港採用専門サイト(23年2月28日開設予定)
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