ロッキード・マーチンは、インドネシア空軍が5機発注したC-130J-30輸送機「スーパーハーキュリーズ」の同軍向け初号機を引き渡したと現地時間2月21日に発表した。
C-130J-30は、C-130Jの胴体延長型で15フィート(4.6m)延ばした。これにより、人員と貨物を30%多く積め、物資の空中投下に使う「CDS(コンテナ・デリバリー・システム)」のバンドル数が50%増、降下部隊を44%増となる一方、乗員を3割削減できる。燃費は14%向上し、ペイロードと航続距離が20%向上、デジタルアビオニクスやデュアルHUD(ヘッドアップディスプレイ)の採用、整備不良報告の自動化などが行われている。
C-130Jは1996年4月5日に初飛行。世界22カ国で運用されており、これまでに520機以上が引き渡されている。
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Lockheed Martin
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