全日本空輸(ANA/NH)を中核とするANAグループは、デ・ハビランド・カナダDash 8-400(旧ボンバルディアQ400)型機で松山から那覇へ向かう約2時間20分のチャーターフライトを3月27日に実施する。那覇空港では整備会社MRO Japan(MROジャパン)の格納庫などを見学するもので、昨年3月に続いて開催を決めた。
Q400はターボプロップ(プロペラ)機で、ANAグループで地方路線を担うANAウイングス(AKX/EH)が運航。今回の企画は同社の社員が発案した。松山か-那覇間は通常ターボプロップ機による運航がない路線で、ジェット機よりも低い高度を飛ぶことから、晴れた日は景色が楽しめるという。
MROジャパンはANAホールディングス(ANAHD、9202)などが出資する整備会社で、那覇空港に到着後は普段一般公開されていない同社の格納庫などを見学する。
当日は松山空港に午前9時55分ごろまでに集合し、午前10時35分ごろ出発。那覇には午後0時55分ごろ到着し、MROジャパンの施設を約1時間30分見学する。午後5時30分ごろに那覇空港で解散する。機内では飲み物を提供し、記念品を用意する。
旅行代金は大人1人窓側5万5800円、通路側4万9800円。申し込みは3月19日午後5時までで、先着順の販売となる。
DHC-8-Q400はボンバルディア時代にQ400として親しまれてきた機体。カナダのロングビュー・アビエーション・キャピタル傘下のデ・ハビランド・カナダ(DHC)が、同じくカナダのボンバルディアからQ400を含むDHC-8のプログラムを取得。2019年にDash-8として再スタートさせた。
関連リンク
DHC8-Q400型機チャーターフライト
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