三菱重工業(7011)傘下で「三菱スペースジェット(旧MRJ)」を開発していた三菱航空機は2月21日、4月1日付の新社長人事を発表した。丹羽髙興社長が3月31日付で退任し、コーポレート室長の桝谷啓介氏が社長に就任する。
三菱重工は、スペースジェットの開発中止を2月7日に発表済み(関連記事)。
社長人事は下記の通り(新職・現職・氏名の順で、氏名は敬称略)。
社長就任(23年4月1日付)
取締役社長(代表取締役)
取締役, 執行役員 コーポレート室長
桝谷 啓介
社長退任(23年3月31日付)
退任
取締役社長(代表取締役)
丹羽 髙興
当紙スクープ
・【独自】スペースジェット、開発中止決定 次期戦闘機に知見生かす(23年2月6日)
・三菱重工、スペースジェット開発中止を正式発表(23年2月7日)
機体メーカーとしての責任
・スペースジェット開発中止で問われる267機の責任 特集・機体メーカーとしての三菱重工(23年2月9日)
米国に残る試験機
・スペースジェット試験機、3機は米国で保管 解体か保存か(23年2月7日)
スペースジェット
・「一旦立ち止まる」から2年 特集・スペースジェットの現在地(22年11月3日)
・【スクープ】MRJ、ANA塗装でパリ航空ショー出展へ 3号機塗り替え(17年4月9日)
・MRJが初飛行 YS-11以来53年ぶり、”11″並びの日(15年11月11日)
・MRJ、初号機がロールアウト 夢から現実へ(14年10月18日)
・JAL、MRJを32機導入 植木社長「航空産業拡大に貢献したい」(14年8月28日)
人事
・三菱航空機、水谷会長退任 新役員人事(21年2月20日)