エアライン, 官公庁, 空港, 解説・コラム — 2023年2月17日 13:15 JST

航政研シンポ「新しい観光政策と航空」3/30慶大で開催 本紙編集長も登壇

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 航空政策研究会(航政研、山内弘隆会長)は、シンポジウム「新しい観光政策と航空」を3月30日に東京・三田の慶應義塾大学で開催する。会場とオンラインのハイブリッド開催で、参加費は無料。

航政研シンポジウム「新しい観光政策と航空」のチラシ

 国は3月末の閣議決定を目指し、新しい観光立国推進基本計画を審議している。コロナ前の「訪日旅客数」という人数に依存した指標から、「1人あたりの旅行消費額」といった質の向上を測る指標が設定される見通しで、地域が持続可能で高付加価値の観光を提供できるかが、日本が観光立国として成長しているかの鍵をにぎるとみられる。

 第1部は国土交通省交通政策審議会観光分科会の会長を務める矢ケ崎紀子・東京女子大学副学長による基調講演「新しい観光政策-観光立国推進基本計画の目指すところ-」、第2部はパネルディスカッションで、インバウンド観光の変化に航空や空港はどのように対応すべきかを議論する。

 パネルディスカッションのモデレーターは、航政研理事で事務局長の加藤一誠・慶大商学部教授が務め、矢ヶ崎氏と日本政府観光局(JNTO) の蔵持京治理事長代理、関西エアポートの三浦覚常務のほか、本紙(Aviation Wire)編集長の吉川忠行も登壇し、5人で航空や空港の採るべき戦略を考える。

 日時は3月30日午後1時から午後3時40分までで、場所は慶大三田キャンパスの北館1階ホール。申し込みは会場参加とオンラインともに航政研のウェブサイトから。定員になり次第締め切る。

 航政研は、57年前の1966年6月23日に学議経験者を中心とする産学共同の民間研究団体として、我が国の航空・空港政策に対して提言を行い、民間航空の発展に寄与することを目的として設立された。会長は武蔵野大学経営学部 特任教授・一橋大学 名誉教授の山内弘隆氏。

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【会場参加】シンポジウム-新しい観光政策と航空-(航政研)
【WEB参加】シンポジウム-新しい観光政策と航空-(航政研)
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