NSC(米国家安全保障会議)のカービー戦略広報調整官は現地時間2月13日、中国外務省による米国が中国領空に10回以上気球を飛ばしているとの主張を否定した。MSNBCのニュース番組でインタビューに応じた。
カービー氏は中国の主張に対し「そんなことはない。やっていない。絶対に違う。私たちは中国上空で気球を飛ばしていない」と明確に否定した。
一方、正体が明らかになっていない“物体”について「金曜と土曜の事件では高度4万フィート(約1万2000メートル)、昨日は2万フィート(約6000メートル)だった。民間航空のトラフィックに対する私たちの懸念は理解いただけると思う。(物体の)大きさは、2週間前に撃墜された中国のスパイ気球と比べると、とてもとても小さい」と語った。
「昨日の3つ目はヒューロン湖の上空で撃墜され、水面下にある。私たちはできる限りのことをして回収するつもりだ」と述べた。
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The White House
MSNBC
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