エアライン, ボーイング, 機体 — 2013年10月10日 11:03 JST

JAL、スカイスイート767を12月9日就航 成田-バンクーバー線

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 日本航空(JAL、9201)は、12月9日から国際線用ボーイング767-300ER型機の新仕様機「SKY SUITE 767(スカイスイート 767)」を成田-バンクーバー線(JL018/017便)に就航させる。

スカイスイート767のビジネスクラスシートを紹介するJALの客室乗務員=9月13日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 スカイスイート 767は、ビジネスクラスのシートを全席通路アクセスが可能なフルフラット型とするなど、全クラスに新シートを導入。座席数はビジネス24席(現行30席)、エコノミー175席(207席)で計199席となり、改修前の237席から席数を38席(16%)抑えた。時刻表では「SS6」と表記する。

 ビジネスクラスのシート配列は1-2-1で、ベッド長は最大約200センチ、ベッド幅は最大約52センチ、個人モニターは従来比1.5倍の15.4インチの大型タッチパネル式モニターを導入する。

 サイドテーブルや専用収納スペースを設置し、専用収納スペースの扉は間仕切りとしても利用できるようにすることで、乗客個人の空間を確保できるようにした。シートメーカーはゾディアック・シート・UK(旧コンター)。

 エコノミークラスは、スカイスイート 777と同じ独ZIM社製「スカイワイダー」を採用。配列は2-3-2で、シートピッチは約84から86センチ(33から34インチ)、座席幅は約45センチ、個人用モニターは最前列を除き10.6インチで、最前列は8.9インチとなる。

 現行機のシートピッチは約79センチ(31インチ)で、シートのスリム化と合わせて足元のスペースを最大約10センチ広げる。また、全席にパソコン用電源やUSBポートを備えた。

 2014年1月には、2路線目として成田-クアラルンプール線に投入。14年度は長距離東南アジア路線やホノルル線などで運航開始を予定している。これにより、欧米路線と長距離東南アジア路線のビジネスクラスのシートは、すべてフルフラットになる。
 
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SKY SUITE 767(日本航空)

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