全日本空輸(ANA/NH)は、羽田空港第2ターミナルに4カ所ある保安検査場上部に設置している大型デジタルサイネージ(電子看板)を2月9日に撤去する。出発便などを表示しているもので、今後は同社のモバイルアプリ「ANAアプリ」で情報提供するという。
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ANAは2022年5月に、搭乗準備から機内までスマートフォンなどの携帯端末で完結する新サービスモデル「ANA SMART TRAVEL」を発表。今回撤去する案内表示のほか、51空港に437台設置している国内線用の自動チェックイン機は2023年度に廃止し、1年かけて全機を撤去する。
羽田の案内表示のうち、出発階中央の左右にあるものや、小型モニターは残すという。
国内線で導入する乗客自身が予約時に手続きすることで、空港でのチェックインを省略する「スキップサービス」も3月31日で終了する。一方、オンラインでチェックインできない人向けに有人カウンターは全廃せず継続する。
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