ロッキード・マーチン(LM)傘下のシコルスキーは、5000機目の「ホーク」シリーズのヘリコプターとなるUH-60M「ブラックホーク」を米陸軍に引き渡したと現地時間1月20日に発表した。
ブラックホークは1974年10月17日に試作機のYUH-60Aが初飛行。米陸軍での運用は1979年に始まった。派生型として対潜ヘリのSH-60「シーホーク」、多用途艦載ヘリMH-60R「シーホーク」、救難ヘリHH-60「ペイブホーク」、消防など民間向けのS-70などがあり、日本を含む世界中でブラックホークや派生型が活躍している。
エンジンやアビオニクスなどの改良も続いており、整備コストの分析ツールなども用意。2022年2月には、米国防高等研究計画局(DARPA)と無人操縦機(OPV)の飛行実証機となるUH-60Aが、初の自律飛行に成功している。
また、シコルスキーは今年で創立100周年を迎える。
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Lockheed Martin
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