オリエンタルエアブリッジ(ORC/OC)は、新機材となる仏ATR製ATR42-600型機の初号機(登録記号JA10RC)を7月1日から定期便に投入する。長崎離島路線用の機材で、拠点の長崎空港には2022年12月21日に到着しており、パイロットや客室乗務員、整備士などの訓練を重ねて就航に備える。
初受領したATR42から機体デザインを刷新。「飛翔する海鳥」がコンセプトで、五島灘を大きく羽を広げて悠々と飛ぶ海鳥をイメージし、白い機体の前方と後方にラインを配した。また、新しいロゴマークを制定。「空」「海」「島」をビジュアルイメージとし、空を水色、海を青色、島を緑色で表現した。
座席数は1クラス48席で、2機のATR42を順次受領し、現行のボンバルディア(現デ・ハビランド・カナダ)DHC-8-Q200型機(1クラス39席)を更新していく。
ORCは1月18日に、新路線となる中部-宮崎線と秋田線を夏ダイヤ初日の3月26日に開設すると発表。この2路線はANAホールディングス(ANAHD、9202)からリース導入しているQ400で運航する(関連記事)。
関連リンク
オリエンタルエアブリッジ
ATR 日本語版ウェブサイト
ATR42
・ORCのATR42初号機、長崎空港へ到着 7月就航予定(22年12月21日)
・ORC、ATR42の覚書締結 23年以降就航、Q200置き換え(22年7月19日)
新路線はQ400
・ORC、中部-宮崎・秋田3月就航 ANAは減便(23年1月20日)
系列越えコードシェア
・ANA/JAL系列越えコードシェア、九州でスタート 離島路線維持で(22年10月30日)