日本航空(JAL/JL、9201)は1月16日、中部空港(セントレア)でトーイングトラクター(TT車、貨物牽引車)を遠隔運転する実証実験に参画すると発表した。
トーイングトラクターは、貨物コンテナなどを牽引(けんいん)する車両。実験にはJALが運用中のトーイングトラクターをベースに、通信・IT事業を手掛けるソリトンシステムズ(3040)が開発した遠隔運転操縦システム「Smart telecaster Zao」を搭載したものを使用する。中部空港内で車両を運転する資格を持つ中部スカイサポートの社員が、名古屋市内に設置したソリトンの遠隔センターから車両を遠隔操作する。
実証実験は1月23日から27日までの5日間。2022年5月に実施したトーイングトラクター単独の走行実験で安全性が確認されたことから、今回はコンテナ牽引の実用性を確認するため、遠隔で貨物用コンテナ2台を牽引する。
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