米空軍は、最新複座戦闘機F-15EX「イーグルII」が新たに装備したステーション1と9と呼ばれる新しいウェポン・ステーション(ハードポイント)からのミサイル発射に成功したことを明らかにした。これらのステーションからミサイルなどの兵器を安全に発射できることを検証する空軍初の試験飛行となった。
今回の試験では、フロリダ州エグリン空軍基地の第96試験航空団に所属するF-15EXが、ステーション1から先進中距離空対空ミサイルのAIM-120を、ステーション9からAIM-9Xをエグリン試験訓練場の水域上空で発射。F-15EXが12発の空対空ミサイルを搭載できることを実証する重要なステップになった。
既存のF-15は、空対空ミサイルを8発搭載できる。発展型のF-15EXは翼端に4基のステーションが追加され、12発に増えた。今回の試験は、F-15EXで拡張された搭載能力と運用能力を検証する最初の試験となり、標的のドローンに対して別々のパスでミサイルを発射することに成功した。
F-15EXは、9カ月前に初めてミサイルを発射。新設したステーションからの発射成功により、F-15EXの開発・運用統合試験が前進する。初期試験の完了後、F-15EXを受領した部隊は、実戦配備時に12基のステーションにミサイルをフル装備して運用できる。
関連リンク
U.S. Air Force
Eglin Air Force Base
F-15EX(Boeing)
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