日本政府観光局(JNTO)の訪日外客数推計値によると、2022年11月の訪日客数は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行前となる2019年同月比61.7%減の93万4500人だった。100万人は割り込んだものの、政府が10月11日に始めた水際対策の緩和により49万8600人だった前月を2倍近く上回った。出国した日本人は76.9%減の37万9200人で、4カ月連続で30万人台となった。
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・11月の動向
・方面別実績
11月の動向

水際対策の緩和で大幅に増加した11月の訪日客(資料写真)=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
JNTOが重点市場としているのは22カ国・地域。月間の訪日客数は各市場とも大幅な例年割れが続いているがコロナ前の4割程度に回復し、1000人を割り込んだ市場はなかった。韓国は22市場で唯一、2019年11月を上回った。当時の韓国は