オリエンタルエアブリッジ(ORC/OC)が新たに導入する仏ATR製ターボプロップ(プロペラ)機ATR42-600型機の初号機(登録記号F-WNUI、日本登録後はJA10RC予定)が12月21日午後2時34分ごろ、拠点の長崎空港へ到着した。機体の外観はロゴが刷新され、新デザインとなった。長崎離島路線用の機材として、2023年7月に就航する見通し。
ATR42は到着前に長崎空港をローパス後、午後2時29分ごろ着陸した。今後は訓練を実施して就航に備える。座席数は1クラス48席で、2機のATR42を順次受領し、現行のボンバルディア(現デ・ハビランド・カナダ)DHC-8-Q200型機(1クラス39席)を更新していく。
ORCの大人形綱邦社長によると、今後も計画通り機材を受領出来そうだという。「なるべく早く更新したい」と話す大人形社長は「ざっくり座席数が2割増える。収入増を図っていかなければならないが、その選択肢の一つがコードシェアだ」として、従来の全日本空輸(ANA/NH)とのコードシェアに加えて、10月から始まった九州の地域航空会社3社とANA、日本航空(JAL/JL、9201)の5社が出資する「地域航空サービスアライアンス有限責任事業組合(EAS LLP)」による取り組みである、大手2社の系列を超えたコードシェアで新たな旅行需要の開拓を目指す姿勢を示した。
新機材導入に合わせ、新しいロゴマークを制定。「空」「海」「島」をビジュアルイメージとし、空を水色、海を青色、島を緑色で表現した。英文ロゴタイプは「安全安心な高い信頼性を感じさせる企業イメージを表現」するため、安定感のあるボールド系にしたという。
機体デザインは「飛翔する海鳥」がコンセプト。五島灘を大きく羽を広げて悠々と飛ぶ海鳥をイメージし、白い機体の前方と後方にラインを配した。
新ロゴはATR就航に先立ち、2023年3月1日から導入する。
*写真は14枚。
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