全日本空輸(ANA/NH)は11月25日、力の源ホールディングス(3561)の傘下企業が運営するラーメン店「博多一風堂」と新メニュー「一風堂プラントベースラーメン~プラとん(Pla-ton)~」を共同開発し、12月から国際線ファーストクラスとビジネスクラスで提供すると発表した。動物由来の食材を使わずに、一風堂の看板商品である豚骨ラーメン風の味を実現したという。
プラントベースフードは、大豆ミートのように植物由来の原料で作られた料理や食品を指す。一風堂では、地球環境への考え方や宗教、健康などの理由で豚骨ラーメンを食べない人がいることから、2021年2月から店舗でプラントベースのラーメンを期間限定で提供。今年7月にはプラントベースラーメンを常時提供する店舗をオープンした。
ANAと一風堂は、2013年6月から国際線ファーストクラスとビジネスクラスで、軽食メニューの一つとして一風堂のラーメンを提供。豚骨と醤油、味噌を提供してきた。
新メニューのプラとんは、国際線ファーストクラス全路線と、ビジネスクラスの一部を除く中長距離路線で12月1日から提供する。
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