エアライン, 機体 — 2022年11月23日 14:53 JST

HAC、雪ミク特別塗装機 就航25周年で2号機に描く

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 北海道エアシステム(HAC、NTH/JL)は11月22日、札幌市内のIT企業クリプトン・フューチャー・メディアが展開する北海道の応援キャラクター「雪ミク」とタイアップし、特別塗装機の運航などのキャンペーンを展開すると発表した。2023年3月にHACは就航25周年を迎えることから、雪ミクと北海道をPRしていく。

「雪ミク」を機体前方に描いたHACのATR42-600 2号機(Art by KEI © CFM、HAC提供)

雪ミクが描かれるHACのATR42 2号機=21年4月16日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 雪ミクは、クリプトンが2010年の「さっぽろ雪まつり」で、同社のキャラクター「初音ミク」の真っ白な雪像を作ったことから誕生。特別塗装機はHACが運航する仏ATR製ATR42-600型機の2号機(登録記号JA12HC)の機体前方に雪ミクを描き、後方のHACロゴの下には就航25周年のメッセージを掲げる。就航日などは決まり次第発表するといい、現時点では12月下旬を予定しているという。

 特別塗装機による遊覧飛行やグッズ販売、就航7空港でのアプリを使ったデジタルスタンプラリーなどを計画。遊覧飛行は3月以降になる見通し。

 HACは日本航空(JAL/JL、9201)のグループ会社で、旧日本エアシステム(JAS、現JAL)と北海道による第3セクターとして1997年9月30日設立。最初の路線の札幌(新千歳)-函館線が1998年3月28日に運航を開始し、現在拠点としている丘珠空港には2003年8月1日に就航した。JALは経営破綻後の2011年3月にHACの経営から一時撤退したものの、再建後の2014年10月に再子会社化した。

 1998年の就航時からターボプロップ(プロペラ)機のサーブ340B型機(1クラス36席)を3機運航してきたが、2020年からATR42-600(同48席)に置き換えた。ATR42は同じく3機導入し、初号機(JA11HC)が2020年4月12日、2号機が2021年4月20日、3号機(JA13HC)が同年11月9日に就航し、機材更新を終えた。

 3機のATR42のうち、2号機が唯一特別塗装を施していない通常塗装の機体で、雪ミクが描かれるとHACの機体はすべて特別塗装機になる。

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写真特集・HAC ATR42-600初号機丘珠到着
前編 22年ぶり新機材
後編 サケや利尻昆布で北海道を表現

【お知らせ】
HACから就航予定時期の回答を得たので追記しました。(22年11月24日 12:09 JST)

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