日本航空(JAL/JL、9201)は、羽田神社(東京・大田区)と共同企画を始める。JALが羽田空港で使っていた航空機の車止め「チョーク」の廃棄品を有効活用した「合格祈願御守り」や、神社の本殿と飛行機などを描いた御朱印帳を販売する。
お守りは、羽田のスポット(駐機場)に航空機を駐機した際に使用していたチョークを活用。車輪が「滑らない」ことにかけて若手社員が提案した。
チョークの廃棄品を羽田神社で「御神璽(ごしんじ)」として祈祷(きとう)後、グループ会社のJALグランドサービス(JGS)の社員が裁断。「御内符」として使い、お守りにする。12月24日から羽田神社で扱い、価格に当たる初穂料は1000円。
御朱印帳は、朱塗りに碧色の屋根が特徴的な羽田神社の本殿を中心に、上空に神社から見える飛行機、裏表紙にJALロゴのモチーフでもあるツルを配した。職人の手作業で色を重ねていく手法「京友禅手捺染」を用いて。文字は金糸刺繍(ししゅう)、表の飛行機と裏のツル、JALロゴは箔押しで仕上げた。羽田神社の社務所で12月18日から、JALの通販サイト「JALショッピング」では2023年1月6日から取り扱う。JALショッピングは3300円、神社では御朱印とビニールカバーを含めて3500円。
JALグループと羽田神社は、長年にわたり安全祈願などで交流があり、神社で開かれる節分祭や例大祭には客室乗務員やグランドスタッフ(地上係員)が参加し、祭りを手伝っているという。
関連リンク
羽田神社 御朱印帳(JALショッピング)
日本航空
羽田神社
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