台湾の新興航空会社スターラックス航空は10月29日、同社向けのエアバス機3機による編隊飛行の空撮写真を公開した。大型機のA350-900型機、中型機A330-900(A330neo)、小型機A321neoがエアバス本社のある仏トゥールーズ上空で編隊飛行を披露した。
撮影日は明らかになっていないが、航空機の位置情報を提供するウェブサイト「フライトレーダー24(Flightradar24)」によると、現地時間9月27日に撮影されたとみられる。A321neo(登録記号B-58207)とA330-900(F-WWYV、引き渡し後B-58304)、A350-900(F-WZGN、同B-58501)の3機が、さまざまな体形でトゥールーズ上空を飛んだ。
スターラックスは28日にA350-900の初号機を受領したことから、3機種そろったタイミングで公開したようだ。残り2機種はA321neoを11機、A330-900を4機受領している。
スターラックスはエバー航空(EVA/BR)で会長を務めた張國煒(チャン・クォウェイ)会長が2018年5月に設立したフルサービス航空会社(FSC)で、2020年1月23日に就航。初の日本路線は2020年12月15日就航の関西線で、翌16日の成田線、今年2月17日の福岡線と開設し、28日に那覇と札幌の2路線が加わり5路線となった。今後はA330-900を成田に11月1日から、関空へは2023年1月20日から導入する。
スターラックス航空
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