台湾の新興航空会社スターラックス航空(星宇航空、SJX/JX)は10月28日、台北(桃園)-那覇、札幌(新千歳)の日本2路線を開設した。同社の日本路線は5路線に拡大した
いずれも1日1往復(週7往復)のデイリー運航。機材は2路線ともエアバスA321neoで、座席数は2クラス188席(ビジネス8席、エコノミー180席)となる。
那覇線は那覇行きJX870便が台北を午前9時30分に出発し、午後0時5分着。台北行きJX871便が午後1時5分に那覇を出発して、午後1時40分に到着する。
札幌線の運航スケジュールは、札幌行きJX850便が台北を午前9時30分に出発し、午後2時25分着。台北行きJX851便が午後3時25分に札幌を出発して、午後6時40分に到着する。
スターラックスはエバー航空(EVA/BR)で会長を務めた張國煒(チャン・クォウェイ)氏が2018年5月に設立したフルサービス航空会社(FSC)で、2020年1月23日に就航。初の日本路線は2020年12月15日就航の関西線で、翌16日の成田線、今年2月17日の福岡線と開設し、28日に那覇と札幌の2路線が加わり5路線となった。今後は中型機のA330-900(A330neo、2クラス297席:ビジネス28席とエコノミー269席)を成田に11月1日から、関空へは2023年1月20日から導入する。
28日からは那覇空港にあるANAホールディングス(ANAHD、9202)などが出資する整備会社、MRO Japan(MROジャパン)に整備業務の委託を始めた。また、大型機A350-900を28日に仏トゥールーズで初受領。機材構成を小型機のA321neo、中型機のA330neoの3機種に拡大した。
運航スケジュールと10/28初便実績(定刻/実績)
台北-那覇線
JX870 台北(09:30/09:49)→那覇(12:05/12:38)
JX871 那覇(13:05/13:31)→台北(13:40/14:06)
台北-札幌線
JX850 台北(09:30/09:42)→札幌(14:25/14:25)
JX851 札幌(15:25/15:36)→台北(18:40/18:59)
関連リンク
スターラックス航空
スターラックス航空
・MROジャパン、海外からも整備受託 スターラックス航空から(22年10月28日)
・スターラックス航空、A350初号機を28日受領 ファーストクラス設定(22年10月27日)
・スターラックス航空、関空にA330neo1月導入 12月から増便(22年10月24日)
・台湾スターラックス航空、成田にA330neo 11/1から、日本3路線増便も(22年9月20日)
・台湾スターラックス航空、札幌と那覇10/28就航 台北から日本5路線に(22年9月12日)
・スターラックス航空、A330neo初受領(22年2月21日)
・スターラックス航空、福岡就航 台北から週1往復「貨物で実績重ねたい」(22年2月17日)
・台湾スターラックス航空、放水アーチくぐり成田就航 会長自ら操縦(20年12月16日)
・台湾スターラックス航空、関空就航 日本初、台北から(20年12月15日)