エアバス, エアライン, 機体, 空港 — 2022年10月24日 18:09 JST

ジェットスター・ジャパン、A321LRの2号機受領　初便は11/11福岡行き

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　ジェットスター・ジャパン（JJP/GK）は10月24日、エアバスA321LRの2号機（登録記号JA27LR）を現地時間21日に独ハンブルクで受領したと発表した。成田空港には31日夜に到着する見通しで、11月11日の成田発福岡行きGK503便が初便になる。また、16日からは成田－那覇線にも投入し、就航路線は現在の2路線から3路線に増える。

エアバスのハンブルク工場に駐機中のジェットスター・ジャパン A321LR 2号機 JA27LR（同社提供）

　2号機は28日にハンブルクを出発し、アラブ首長国連邦のアブダビとベトナムのハノイを経由し、31日午後9時50分ごろ成田空港へ到着する見通し。11月11日から成田－福岡線、札幌（新千歳）線の2路線に投入予定で、16日からは初号機（JA26LR）と2機体制で運航する見込み。

　A321LRで運航する便は、成田－福岡線が成田午前7時発のGK503便、福岡午前10時5分発のGK502便で、16日からは成田午後4時20分発のGK515便と福岡午後7時30分発のGK516便が加わり、1往復増えて1日2往復になる。

　成田－札幌線は1日2往復で、成田発が午後0時45分発のGK113便と午後5時55分発のGK119便、札幌発が午後3時20分発のGK114便と午後8時30分発のGK120便となる。

　16日から投入する成田－那覇線は、成田午前8時40分発のGK303便、那覇午後1時発のGK304便の1日1往復となる。A321LRの2号機が就航すると、冬ダイヤ期間の成田－福岡線と那覇線の提供座席数は約5％増える。

ジェットスター・ジャパンのA321LR初号機の機内＝22年6月30日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

　A321LRは、新型エンジンで燃費を向上させたA321neoの航続距離延長型。機体外観は新デザインとなり、ジェットスターのコーポレートカラーであるオレンジ色を尾翼と機体底部に配し、翼端のシャークレットには同社のロゴを入れた。座席数は1クラス238席で、現行機のA320ceo（A320従来型、1クラス180席）と比べて58席増え、シートは独レカロのBL3710を選定した。シートピッチは従来とほぼ同様の28インチ（71.12センチ）から39インチで、各席に充電用USB端子を設ける。

　初号機は現地時間6月3日に引き渡され、7月1日から定期便就航。ジェットスターはA321LRを3機導入予定で、3号機（登録記号JA28LR）は2023年内の受領を見込む。

＊写真は5枚（運航スケジュールは写真下に掲載）。