11月17日に解禁日を迎えるボジョレー・ヌーボーが10月19日、全日本空輸(ANA/NH)のフランクフルト発NH204便(ボーイング787-9型機、登録記号JA932A)で羽田空港へ午前8時9分に到着した。午前9時15分ごろからは東京税関の職員による検品が行われた。ANA便での初荷到着は、2017年以来4年ぶりとなった昨年に続き2年連続となった。
ボジョレー・ヌーボーは、仏ブルゴーニュ地方のボジョレー地区で収穫したブドウを発酵させた新酒で、サントリーの初荷は19日に羽田、20日は関西空港に到着する。羽田に到着した初荷は重さ約3.4トンで、221ケース3192本だった。
輸入元のサントリーによると、今年のボジョレー・ヌーボーは、「果肉たっぷりの赤いベリーやイチゴの甘酸っぱいジャムを口いっぱいに含んだような味わい」だという。今年は糖度が高いブドウが育ち、収穫は8月17日から始まった。
ボジョレー・ヌーボーは、欧州域外へ出荷できる日が例年は10月下旬だが、2020年からは新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で輸送期間に余裕を持たせており、今年はブドウの生育状況や世界情勢の変化により約2週間前倒しされて10月18日になった。サントリーのボジョレー・ヌーボーは羽田と成田、関西、福岡、新千歳の5空港に計45便で到着する予定で、輸入数量は前年比58%減の合計約2万1000ケース、27万4272本となる見込み。
*写真は9枚。
関連リンク
ボジョレー・ヌーボー(サントリー)
全日本空輸
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