仏ATRは、短い滑走路でも離着陸できるSTOL(短距離離着陸)型「ATR42-600S」について、エア・タヒチ(VTA/VT)と2機分の契約を締結したと現地時間10月14日に発表した。このほかATR72-600型機も確定受注し、1機追加導入する。

ATR42-600Sを導入するエア・タヒチ(同社Facebookから)
現在開発を進めているATR42-600Sは、800-1000メートルの短い滑走路でも離着陸できる。母体となるATR42-600の標準座席数は1クラス48席で、800メートル級の滑走路を離着陸する場合は乗客数を約半分の22人に抑えなければならない。ATR42-600Sは定員48人のまま運航でき、運航コストを抑えられる。
今年5月には初飛行に成功。年末には機体に新たな大型ラダーを追加して最終構成になり、2023年の型式証明取得フェーズに入る見込み。初号機の引き渡しは2024年末を計画している。
エア・タヒチは現在、ATR72-600(1クラス70席)を7機、ATR42-600(同48席)を2機導入している。
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Air Tahiti [1]
Avions De Transport Regional (ATR) [2]
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