国土交通省航空局(JCAB)は、カナダのウエストジェット(WJA/WS)から出されていた外国人国際航空運送事業の経営許可申請を10月12日付で許可した。日本航空(JAL/JL、9201)の成田-バンクーバー線とのコードシェア(共同運航)を11月から始め、JAL便にウエストジェットの便名を付与する。
便数は週7往復(1日1往復)。JALのバンクーバー線は、9月は週5往復だったが10月から週7往復に増便している。運航スケジュールは、バンクーバー行きJL18便が成田を午後6時40分に出発し、午前10時45分に着く。成田行きJL17便は午後0時35分にバンクーバーを出発して、翌日午後4時30分に到着する。機材はボーイング767-300ER型機「スカイスイート767」で、座席数は2クラス199席(ビジネス24席、エコノミー175席)となる。
コードシェア便の航空券は現地時間11月7日から販売し、現在の予定では10日のバンクーバー発成田行きJL17便から共同運航便となるウエストジェット便名を設定する見通し。
カルガリーを拠点とするウエストジェットは1994年6月設立。機材はボーイング787-9型機や737-8(737 MAX 8)など148機を保有し、カナダ国内47路線を週1023便、国際72路線を週331便運航している。9月には737-10(737 MAX 10)をボーイングに最大64機発注した。
JALの運航スケジュール
JL18 成田(18:40)→バンクーバー(10:45)
JL17 バンクーバー(12:35)→成田(翌日16:30)
ウエストジェット
・737-10、ウエストジェットが最大64機発注 最大の737MAX(22年9月30日)
JALのバンクーバー線
・JAL、羽田-ダラス・成田-バンクーバー毎日運航 10月の国際線(22年7月21日)
スカイスイート767
・個人空間と開放感を両立 写真特集・JALスカイスイート767