スクートのピカチュウジェット、11月以降も成田へ　12月中旬まで4往復

　シンガポール航空（SIA/SQ）系LCCのスクート（TGW/TR）は、ポケットモンスター（ポケモン）の人気キャラクター「ピカチュウ」をデザインしたデカール機「ピカチュウジェットTR」（ボーイング787-9型機、登録記号9V-OJJ）の運航計画を発表した。11月以降も成田へ飛来し、直行便のほか台北（桃園）経由便にも投入。12月中旬まで4往復運航の運航が決まった。

成田空港を離陸するスクートの「ピカチュウジェットTR」シンガポール行きTR809便＝22年9月9日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

　シンガポール－成田線の直行便のうち、成田行きTR808便には現地時間11月16日と12月1日、成田発TR809便には11月17日と12月2日に投入する。台北経由便は、往復とも11月25日と12月16日に投入を計画する。

　成田線のほか台北経由のソウル（仁川）線にも投入し、往復とも11月10日と12月7日に運航する。

　「ピカチュウジェットTR」は、ピカチュウとピチュー、シェイミ、コダック、ラプラス、セレビィ、メガニウムの7匹をデザイン。白地をベースとした左右異なるデザインで、花びらや葉っぱをあしらい、花の香りをイメージした。ピカチュウジェットTRの「TR」はIATA（国際航空運送協会）の2レターコードでスクートを示す「TR」から名付けた。9月9日に就航し、シンガポール－成田線の直行便に投入した。

　「ピカチュウジェット」は、ポケモンが運営するそら飛ぶピカチュウプロジェクトの企画で、スカイマーク（SKY/BC）で2機が運航中のほか、台湾のチャイナエアライン（中華航空、CAL/CI）が現地時間10月2日から定期便への投入を開始し、台北（松山）－羽田線で運航を開始した。

11月以降の運航スケジュール
シンガポール－成田（直行便）
TR808 シンガポール（22:05）→成田（翌日06:00）運航：11/16、12/1
TR809 成田（09:00）→シンガポール（15:20）運航：11/17、12/2
＊TR809便は12/2のみシンガポール着が15:35

シンガポール－成田（台北経由）
TR898 シンガポール（01:00）→台北（05:35/06:40）→成田（10:45）運航：11/25、12/16
TR899 成田（11:45）→台北（15:10/16:10）→シンガポール（20:55）運航：11/25、12/16

シンガポール－ソウル（台北経由）
TR896 シンガポール（12:20）→台北（17:10/18:10）→ソウル（21:35）運航：11/10、12/7
TR897 ソウル（22:35）→台北（翌日00:25/01:30）→シンガポール（06:15）運航：11/10、12/7

関連リンク
ピカチュウジェットTR（そらとぶピカチュウプロジェクト）
スクート X そらとぶピカチュウプロジェクト（スクート）
スクート
ポケモン

9/9就航
・スクート、ピカチュウのデカール機就航　成田へ初便、787-9にデザイン（22年9月9日）

就航計画とデザイン発表
・スクートのピカチュウ塗装機、左右異なるデザイン　787-9に7匹、9/9就航（22年8月31日）
・スクート、787-9でピカチュウ特別塗装機　9月就航、成田・ソウル（22年8月12日）

スカイマークのピカチュウジェットBCは2機
・スカイマーク、ピカチュウジェット2号機お披露目　海をイメージ、読書灯にはモンスターボール（22年5月30日）
・胴体下にもピカチュウ描いた特別塗装機　写真特集・那覇に着いたピカチュウジェットBC（21年6月25日）
・スカイマーク、ピカチュウの特別塗装機　沖縄路線に5年間（21年6月21日）

チャイナエアは「ピカチュウジェットCI」
・チャイナエアライン、羽田にピカチュウジェット就航　台北週5往復（22年10月2日）
・チャイナエアライン、羽田にピカチュウ塗装機　10/2から週5往復、A321neo（22年9月8日）
・チャイナエア、ピカチュウの特別塗装機　台北ー東京など「ピカチュウジェットCI」（22年7月27日）

エア・ドゥもポケモン特別塗装機
・エア・ドゥ、ポケモン塗装「ロコンジェット」就航　左右でデザイン違い（21年12月1日）