九州の地域航空会社3社と全日本空輸(ANA/NH)、日本航空(JAL/JL、9201)の5社が出資する地域航空サービスアライアンス有限責任事業組合(EAS LLP)は9月30日、冬ダイヤ初日の10月30日に始める大手2社の系列を超えたコードシェア(共同運航)の利用促進キャンペーンを始めると発表した。ANAとJALのマイル会員がコードシェア便を利用すると、地域航空3社の往復航空券や特産品などが当たる。
EAS LLPを構成する九州の地域航空会社は、天草エアライン(AHX/MZ)、オリエンタルエアブリッジ(ORC/OC)、日本エアコミューター(JAC/JC)の3社。冬ダイヤ初日に始めるコードシェアでは、ANAが天草エアとJAC運航便の座席を、JALがORC便をそれぞれ販売可能になる。
今回のキャンペーンで対象となるのは、ANAのマイル会員制度「ANAマイレージクラブ(AMC)」会員がANA便名の天草エアとJAC運航便、JALのマイルサービス「JALマイレージバンク(JMB)」会員がJAL便名のORC便を利用すると、3社の往復航空券やオリジナルグッズ、天草と鹿児島、長崎離島の名産品を抽選でプレゼントする。
ANAとJALのキャンペーンサイトで登録してエントリーする。ANAは9月30日から、JALは10月1日から登録でき、2023年1月5日まで受け付ける。搭乗期間は10月30日から1月5日まで。
EAS LLPは2019年10月25日設立。天草エアとORC、JACの九州3社と大手2社の5社が出資し、経営環境が厳しい地域航空会社が存続できるよう、ANAとJALの系列の垣根を越えた取り組みを進めている。今回のキャンペーンを通じ地域航空の利用促進を図るほか、地域活性化や離島生活路線の維持に取り組む。
関連リンク
天草エアライン
オリエンタルエアブリッジ
日本エアコミューター
全日本空輸
日本航空
EAS LLP – 地域航空サービスアライアンス有限責任事業組合(Facebook)
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