官公庁, 機体 — 2022年9月24日 14:38 JST

スイス、F-35A選定 27年から36機、F/A-18とF-5置き換え

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 ロッキード・マーチンは、スイス政府が第5世代戦闘機F-35「ライトニングII」を正式に選定したことを明らかにした。2027年から2030年の間に、36機のF-35Aが引き渡される見通し。機体以外の訓練なども含めた調達額は60億3500万スイスフラン(約8817億円)。

スイス空軍が導入するF-35(ロッキード・マーチン提供)

 スイスはF-35Aを2021年6月に選定。今月19日に調達契約を締結した。スイス空軍のF/A-18C/D「ホーネット」とF-5E/F「タイガーII」などを置き換える。ロッキード・マーチンはF-35の耐用年数を約50年に設定している。

 F-35Aの調達コストには機体のほか、任務別装備品、武器・弾薬、ロジスティクス・パッケージ、任務計画システム、訓練システム、初期訓練が含まれる。また、スイスの指揮統制システムへの統合費用、産業界によるサポートサービス費用、リスク額、製造国である米国のインフレ率、輸入にかかる付加価値税も含まれる。米国のFMS(対外有償軍事援助)に基づく契約で導入する。

 2021年12月には、フィンランドもF-35Aを選定している。

関連リンク
Swiss Armed Forces
F-35 Lightning II
Lockheed Martin

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【訂正】
記事初出時に1段落目に「6兆350億スイスフラン(約881兆7530億円)」と記載しましたが、「60億3500万スイスフラン(約8817億円)に訂正します。
ロッキード・マーチンによる英語の発表原文は「The procurement for the purchase of the 36 F-35A amounts to 6,035 billion Swiss Francs(6兆350億スイスフラン)」とあり、同一発表内には「2.9 billion Swiss Francs」と「.(ピリオド)」を使った表記も存在しています。しかし、海外では米ドル表記で「6.25 billion dollar(62億5000万ドル)」とする記事が複数確認できたことから訂正致します。(22年6月26日 22:00 JST)

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