全日本空輸(ANA/NH)を中核とするANAグループは9月23日、英国を本拠地とする航空業界調査・格付け会社SKYTRAX(スカイトラックス)社が航空会社を表彰する「ワールド・エアライン・アワード(World Airline Awards)」のうち、機内が世界でもっとも衛生・清潔な航空会社を選出する「World’s Best Airline Cabin Cleanliness」など3部門で、もっとも優秀な航空会社として選ばれたと発表した。また、世界一の航空会社を選ぶ「Airline of the Year」は4位に入った。
残り2部門の受賞は、空港サービス全般を評価する「World’s Best Airport Services」、アジアを拠点とする航空会社の中から空港スタッフや客室乗務員によるサービス品質を評価する「Best Airline Staff Service in Asia」。Airline Cabin Cleanlinessは4度目、Airport Servicesは9度目、Airline Staff Service in Asiaは7度目の受賞だという。
World’s Best Airline Cabin Cleanlinessは、機内客室の衛生・清潔で最も評価の高い航空会社に贈られる賞。ANAが定めた新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策「ANA Care Promise」が高く評価されたという。2位はシンガポール航空(SIA/SQ)、3位は日本航空(JAL/JL、9201)だった。
World’s Best Airport Servicesは、空港サービス全般で最も評価の高い航空会社に贈られる賞。日本のみならず、世界の就航先空港でのANAのサービス品質の高さが評価されたという。2位はシンガポール航空、3位は日本航空だった。
Best Airline Staff Service in Asiaは、アジアを拠点とする航空会社の中で、地上係員と客室乗務員による利用者へのサービス品質がもっとも優れている航空会社に贈られる賞。地上係員と客室乗務員のサービスレベルが一貫して高いことが評価されたという。2位はシンガポール航空、3位はガルーダ・インドネシア航空(GIA/GA)だった。
Airline of the Yearは、カタール航空(QTR/QR)が7度目の1位を獲得。2位はシンガポール航空、3位はエミレーツ航空(UAE/EK)で、ANAは4位。5位がカンタス航空(QFA/QF)、6位が日本航空、7位がターキッシュエアラインズ(旧称トルコ航空、THY/TK)、8位がエールフランス航空(AFR/AF)、9位が大韓航空(KAL/KE)、10位がスイス インターナショナルエアラインズ(SWR/LX)と続いた。
World Airline Awardsの表彰式は、ロンドンの高級ホテル、ザ・ランガム・ロンドンで現地時間23日に開催。3年ぶりに世界の航空会社が会場に集まって開かれた。
関連リンク
World Airline Awards(SKYTRAX)
SKYTRAX
全日本空輸
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