エアバス, 機体 — 2013年9月17日 05:40 JST

エアバス、A350 XWBの昇降舵をハルビンから供給開始

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 エアバスは現地時間9月16日、中国・ハルビンにある複合材部品製造センター(HMC: Harbin Hafei Airbus Composite Manufacturing Centre)が、A350 XWB型機の昇降舵の供給を開始したと発表した。

初飛行を行ったエアバスA350=6月14日 PHOTO: F. Espinasse, em company/Airbus

 HMCはエアバスと中国企業が2009年に合弁で設立。HMCで製造された炭素繊維製の昇降舵は、エアバスのスペイン工場へ運ばれ、水平尾翼に結合される。

 A350の生産初期段階では、スペイン工場で昇降舵を製造。HMCでは12年から製造を開始した。スペイン工場とHMCの2カ所で製造する移行期間を経て、HMCが昇降舵を単独で供給する予定。

 エアバスと中国政府の間では07年に、A350の機体のうち、中国の航空産業界が5%を供給する覚書を交わしている。A350とA320シリーズ向け複合材部品を製造するHMCは、09年9月に製造を開始。これまでに、A320シリーズの昇降舵やラダー、スパーを手がけている。

 HMCはハルビン航空機工業集団有限公司(HAIG: Harbin Aircraft Industry Group Company Limited)が50%出資し、エアバス・チャイナが20%、哈飛航空工業有限公司(HAI: Hafei Aviation Industry Company Limited)、中国航空科技工業(AVICHINA: Avichina Industry & Technology Company Limited)、HELI(Harbin Development Zone Heli Infrastructure Development Company Limited)がそれぞれ10%ずつ出資する。

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