シンガポール航空(SIA/SQ)系LCCのスクート(TGW/TR)は現地時間9月9日、ポケットモンスター(ポケモン)の人気キャラクター「ピカチュウ」をデザインしたデカール機「ピカチュウジェットTR」(ボーイング787-9型機、登録記号9V-OJJ)を就航させた。初便はシンガポール発成田行きで、9日午前に成田へ到着した。
「ピカチュウジェットTR」は、ピカチュウとピチュー、シェイミ、コダック、ラプラス、セレビィ、メガニウムの7匹をデザイン。白地をベースとした左右異なるデザインで、花びらや葉っぱをあしらい、花の香りをイメージした。ピカチュウジェットTRの「TR」はIATA(国際航空運送協会)の2レターコードでスクートを示す「TR」から名付けた。
スクートの787-9は、プレミアムエコノミーに相当する「スクートPlus」が35席、エコノミーが340席の2クラス375席。初便となったシンガポール発成田行きTR808便は154人(うち幼児0人)が利用した。同便は9日午前1時19分に出発し、成田へは同日午前9時7分に到着した。折り返しの成田発シンガポール行きTR809便は201人(うち幼児1人)が利用し、午前10時23分に成田を出発。シンガポールへ向かった。
シンガポール行きTR809便が出発した成田空港第1ターミナル37番搭乗口では、スクート日本支社の比留間盛夫支社長と、ポケモン(東京・六本木)で「そらとぶピカチュウプロジェクト」を担当する福永晋執行役員が、搭乗客にネームタグやクリアファイルなどをプレゼントした。ピカチュウも駆けつけ、パイロットや客室乗務員と写真に収まるなど、就航に華を添えた。
ピカチュウジェットは今後、9月22日と10月6日のシンガポール-ソウル(仁川)線と、10月19日のシンガポール-成田線への投入が決定している。このほかの路線へ投入する可能性もあるという。
「ピカチュウジェット」は、ポケモンが運営するそら飛ぶピカチュウプロジェクトの企画で、スカイマーク(SKY/BC)で2機が運航中のほか、台湾のチャイナエアライン(中華航空、CAL/CI)が現地時間10月2日から定期便への投入を開始し、台北(松山)-羽田線で運航を開始する。
*写真は17枚。
到着
出発
運航スケジュール
シンガポール-成田
TR808 シンガポール(01:10)→成田(08:55)運航日:9/9、10/19
TR809 成田(10:00)→シンガポール(16:30)運航日:9/9、10/19
シンガポール-ソウル
TR842 シンガポール(01:25)→ソウル(08:50)運航日:9/22、10/6
TR843 ソウル(09:50)→シンガポール(15:35)運航日:9/22、10/6
関連リンク
ピカチュウジェットTR(そらとぶピカチュウプロジェクト)
スクート X そらとぶピカチュウプロジェクト(スクート)
スクート
ポケモン
就航計画とデザイン発表
・スクートのピカチュウ塗装機、左右異なるデザイン 787-9に7匹、9/9就航(22年8月31日)
・スクート、787-9でピカチュウ特別塗装機 9月就航、成田・ソウル(22年8月12日)
スカイマークのピカチュウジェットBCは2機
・スカイマーク、ピカチュウジェット2号機お披露目 海をイメージ、読書灯にはモンスターボール(22年5月30日)
・胴体下にもピカチュウ描いた特別塗装機 写真特集・那覇に着いたピカチュウジェットBC(21年6月25日)
・スカイマーク、ピカチュウの特別塗装機 沖縄路線に5年間(21年6月21日)
チャイナエアは「ピカチュウジェットCI」
・チャイナエアライン、羽田にピカチュウ塗装機 10/2から週5往復、A321neo(22年9月8日)
・チャイナエア、ピカチュウの特別塗装機 台北ー東京など「ピカチュウジェットCI」(22年7月27日)
エア・ドゥもポケモン特別塗装機
・エア・ドゥ、ポケモン塗装「ロコンジェット」就航 左右でデザイン違い(21年12月1日)