企業, 機体 — 2022年9月5日 18:40 JST

川重、セントラルヘリBK117 D-3追加受注 ドクヘリ3機目

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 川崎重工業(7012)は9月5日、セントラルヘリコプターサービスから最新中型双発ヘリコプター「H145//BK117 D-3」を受注したと発表した。同社向けでは3機目の受注で、2機目までと同様にドクターヘリとして運用される予定。川重のD-3受注は14機となった。

セントラルヘリコプターが追加発注したH145/BK117 D-3(川重提供)

 D-3はBK117 D-2の改良型で、フルフラットフロアを備えたキャビン、後部の観音開きカーゴドア、高高度でのホバリング性能の向上、低騒音化、最新アビオニクス搭載といった特長を継承。最新式の5枚ブレードによるメインローター・システムの採用などにより、D-2と比べて有効搭載重量が約150kg増え、整備期間を約50%短縮した。

 D-3の国内初号機(登録記号JA145C)はセントラル向けで、2021年8月20日に引き渡された。

 BK117は川重と旧西ドイツのMBB(メッサーシュミット・ベルコウ・ブローム、現エアバス・ヘリコプターズ・ドイツ)が共同開発し、1982年に国産ヘリとして初の型式証明を取得。1983年に初号機を納入した。

 9月5日時点で、川重の納入分は187機。エアバスヘリ納入分を合わせると、世界で1700機以上が引き渡されており、ドクターヘリ、人員や物資輸送、警察、消防、防災、報道などの分野で運用されている。

関連リンク
BK117-D3型の紹介(川重)
川崎重工業

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