京浜急行電鉄(9006)は9月5日、ラッピング列車「すみっコぐらし10周年号」(1000形1890番台「Le Ciel」4両編成、1893F)の運行を始めた。京急とサンエックス、日本空港ビルデング(9706)、大田区など10者連携の取り組みで、京急蒲田駅周辺の立体交差化と、サンエックスのキャラクター「すみっコぐらし」がともに10周年を迎えたことから、沿線や大田区をPRする目的でスタートした。
Le Cielは、2021年5月6日に運行開始。座席指定列車や貸切イベント列車に対応できるよう、ロングシートからクロスシートに切替可能な自動回転式座席を採用した。すみっコぐらし10周年号としての運行期間は11月6日まで。
また、京急ブルースカイトレイン(600形、8両編成、606F)による「すみっコなかま号」を5日から12月17日まで運行する。
京急蒲田駅では、改札外の駅名看板を「京急すみっコなかまた駅」に変更。ホームドアや待合室などに装飾を施した。
また、同駅3階の2番線ホームで、すみっコぐらし10周年号の展示などのイベントを9月10日、23日、10月1日、29日の4日間開催。時間は午前10時30分から午後4時までで、最終入場は午後3時30分。
今回のラッピング列車運行で、京急ではスタンプラリーなども開催することで沿線活性化につなげたいという。京急が乗り入れる羽田空港のターミナルを運営する日本空港ビルでは、立体交差化10周年によるアクセス向上を祝うとともに、日本の玄関口として利便性向上などを進めていきたいという。
同駅のある大田区は、東京23区内で商店街がもっとも多く140あり、銭湯も31軒で最多。区ではこうした特徴をアピールし、区内の商店街などを訪れて欲しいという。
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写真特集・京急「すみっコぐらし10周年号」
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