11月に開催されるサッカー・ワールドカップ(W杯)のトロフィーを載せた特別塗装機(エアバスA320型機、登録記号G-POWM)が8月28日、羽田空港を出発し次の目的地であるフィリピンのマニラへ到着した。
W杯のトロフィーは、26日にソウルから羽田に到着。世界に一つしかなく、高さ36.8センチ、重さ6142グラム、18カラットの純金製で、W杯の優勝経験者と国家元首しか触れられない決まり。羽田ではFIFA(国際サッカー連盟)レジェンドで元ブラジル代表、2002年開催の日韓W杯優勝メンバーであるリバウド・ヴィトール・ボルバ・フェレイラ氏がケースの中から取り出し、キスをした。
W杯の公式スポンサーを務めている米コカ・コーラは、2006年のドイツ大会からトロフィーが各国を巡回する「コカ・コーラFIFAワールドカップトロフィーツアー」を開催。今回は出場32カ国を含む51カ国を巡り、日本は22カ国目となった。日本では27日に、東京・渋谷区の日本コカ・コーラ本社で展示された。
特別塗装機にはコカ・コーラのカラーリングが施され、垂直尾翼にはトロフィーが描かれた。英国のチャーター航空会社タイタン エアウェイズ(AWC/ZT)が運航している。26日はソウル(金浦)を現地時間26日午前7時55分に出発し、羽田には午前9時39分ごろに着陸した。28日は羽田を午後5時2分ごろ離陸し、マニラには午後8時9分(日本時間午後9時9分)すぎに着陸した。便名はZT886便を使用している。
カタールで開催されるW杯は、11月21日から12月18日までを予定している。
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コカ・コーラFIFAワールドカップトロフィーツアー
Titan Airways
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