レオナルドとボーイングは、多用途ヘリコプターMH-139A「グレーウルフ」の試験機4機を現地時間8月25日に米空軍へ引き渡した。老朽化したUH-1N「ヒューイ」の後継機で、大陸間弾道ミサイル防衛、米国政府関係者や治安部隊の輸送など、さまざまな任務に就く。
MH-139Aは、レオナルドの商用ヘリAW139をベースに開発。ボーイングは、ヘリ80機と訓練システム、関連する支援機器について、24億ドルの契約を2018年9月に獲得している。米空軍は今後、軍用機としての実用化試験を始める。
レオナルドは、フィラデルフィア北東部の工場でヘリを生産。ボーイングは、軍用機器の調達・設置・納入後のサポートを担当する。
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Leonardo
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