九州の地域航空会社3社と全日本空輸(ANA/NH)、日本航空(JAL/JL、9201)の5社が出資する地域航空サービスアライアンス有限責任事業組合(EAS LLP)は8月23日、国内初となる大手2社の系列を超えたコードシェア(共同運航)を、冬ダイヤ初日の10月30日から始めると発表した。航空券は8月30日から販売する。
EAS LLPを構成する九州の地域航空会社は、天草エアライン(AHX/MZ)、オリエンタルエアブリッジ(ORC/OC)、日本エアコミューター(JAC/JC)の3社。今回の取り組みでは、ANAが天草エアとJAC運航便の座席を、JALがORC便をそれぞれ販売可能になる。九州3社は、既存のコードシェアなどの提携に加え、今回の取り組みで利用拡大につなげる。
コードシェアの対象路線は、ANAと天草エアが天草-熊本、福岡の2路線8便。ANAとJACは鹿児島発着が種子島、屋久島、奄美大島、徳之島、喜界島、与論、沖永良部の7路線、奄美大島発着が喜界島、徳之島、与論の3路線、那覇発着が沖永良部、奄美大島の2路線、福岡-屋久島線、徳之島-沖永良部線で計14路線44便、JALとORCは長崎発着が壱岐、五島福江、対馬の3路線、福岡発着が対馬、五島福江の2路線で計5路線22便となる。
EAS LLPは2019年10月25日設立。天草エアとORC、JACの九州3社と大手2社の5社が出資し、経営環境が厳しい地域航空会社が存続できるよう、ANAとJALの系列の垣根を越えた取り組みを進めている。
関連リンク
天草エアライン
オリエンタルエアブリッジ
日本エアコミューター
全日本空輸
日本航空
EAS LLP – 地域航空サービスアライアンス有限責任事業組合(Facebook)
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