日本航空(JAL/JL、9201)を中核とするJALグループは8月23日、2022年度冬ダイヤ(10月30日から23年3月25日)の国内線計画を決定した。羽田発の一部九州方面行きなどで従来よりも運航時間を5分延長し、消費燃料の削減に取り組む。また羽田-広島・鹿児島の2路線でファーストクラスを設定する。
—記事の概要—
・九州方面行き5路線で燃料削減
・増減便
九州方面行き5路線で燃料削減
消費燃料の削減便では運航効率の良い高度や速度を選択することで、便あたりの燃料消費量を削減できるようになる。対象便は羽田発の福岡行きと北九州行き、大分行き、山口宇部行き、長崎行きの5路線5便。いずれも午後6時台から午後8時台に出発する便が対象となる。
また、羽田-広島・鹿児島の2路線で、ファーストクラスを備えたボーイング767-300ER型機を投入。1便あたり5席で、出発時間帯に合わせて朝食、昼食、夕食を提供する(関連記事)。
増減便
増便は北海道エアシステム(HAC、NTH/JL)の運航便を除き7路線で、いずれも冬ダイヤ期間の一部日程が対象となる。1日7往復の伊丹-鹿児島線は8往復に、同4往復の伊丹-札幌(新千歳)線は5往復に、それぞれ増便する。沖縄路線を運航する日本トランスオーシャン航空(JTA/NU)の福岡-那覇線(1日6往復)は、12月1日から2023年1月12日まで1日6.5-7往復に増便する。
日本エアコミューター(JAC/JC)の鹿児島発着路線のうち、1日7往復の奄美線は8往復に、同4往復の徳之島線は5往復に増便。同3往復の沖永良部線は、3月後半の一部繁忙期を4往復に増便する。琉球エアーコミューター(RAC)の石垣-与那国線(1日2.5往復)は、冬ダイヤが終了する3月25日まで1日3.5往復に増便する。
一部運休・減便はHAC運航便を除き2路線で、いずれも国際線に接続する成田発着路線が対象となる。1日2往復の伊丹線は1往復に、同1往復の福岡線は12月2日から1月11日まで運休する。
HACは札幌(丘珠)発着路線を中心とし、函館や三沢など各路線で増減便が発生する。便数や日程は路線により異なる。
燃料削減対象便
JL333 羽田(19:15)→福岡(21:20)
JL379 羽田(20:30)→北九州(22:15)
JL671 羽田(19:55)→大分(21:40)
JL297 羽田(18:55)→山口宇部(20:45)
JL615 羽田(19:20)→長崎(21:25)
関連リンク
日本航空
ファーストクラス詳報
・JAL、国内線ファーストクラス羽田-広島・鹿児島に拡大 10月から(22年8月23日)
JALグループ計画
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ANAグループの22年冬ダイヤ計画
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