独DHLエクスプレスは8月17日、シンガポールのチャンギ国際空港にボーイング777F貨物機(登録記号9V-DHA)がこのほど到着したと発表した。シンガポール航空(SIA/SQ)が運航や整備を受託する機体で、DHLとシンガポール航空のロゴが描かれており、今月から韓国経由でシンガポールと米国を結ぶ貨物便を週3便運航する見通し。
DHLとシンガポール航空は、チャンギ空港を運航拠点とする777Fを5機運航するための乗務員整備契約(CM)を今年3月に締結。シンガポール航空のパイロットが運航し、整備も同社が担う。最大貨物搭載量は102トンとなる。
チャンギに到着した機体はこの契約に基づく777Fの初号機で、現地時間3日にボーイングの最終組立工場があるシアトル近郊のエバレットを出発し、4日にチャンギへ到着した。2号機は11月に引き渡される見通しで、受領後はシンガポール-ソウル(仁川)-ロサンゼルス-ホノルル-シンガポール間を週6便運航する見込み。
残り5機は2023年中に受領する計画。5機体制を構築後は、シンガポール-米国間を北アジアや豪州経由で運航する見通し。
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