全日本空輸(ANA/NH)を中核とするANAグループは8月17日、羽田空港近くの穴守稲荷神社(東京・大田区)とタイアップした御朱印帳の販売を始めた。
デザインは2種類用意。ANAデザインの御朱印帳は、富士山を背景に羽田を離陸上昇するANA機や、空港横を流れる多摩川、空港内に1基だけ残る穴守の旧大鳥居をイメージしたデザインとした。穴守稲荷デザインは、同神社の神様のお使いである雲キツネ、神社上空を上昇するANA機、空港と神社の間を流れる海老取川、神社の千本鳥居、羽田の空と海をイメージした。いずれも御朱印を48面捺印できる。
ANAデザインは、羽田空港新整備場地区の機体工場見学ツアー「ANA BLUE HANGAR TOUR」の売店と、ANAグループのANAウィングフェローズ・ヴイ王子が手掛ける通販サイト「ANA UP-CYCLE PROJECT SHOP」で扱い、穴守稲荷デザインは社務所で頒布する。いずれも1冊3500円で御朱印代込み。
穴守稲荷神社は、江戸時代から羽田地区の「堤防の守り神」として信仰を集め、羽田空港の前身となる東京飛行場の供用開始以来、航空関係者が安全祈願に訪れており、毎月17日と、空の日である9月20日から10日間は、航空機をイメージした御朱印を用意している。
今回の企画を発案したANAの整備センター部品事業室部品計画部の碇浩司マネジャーは、「なかなか旅行できない状況なので、近くの神社のある所に行っていただき、新しい気持ちで旅行できるような世界になればという思いで作った」と話した。
ANAデザインの御朱印帳は、今後の催事で販売を予定しているという。
*写真は10枚。
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