エアライン, 企業, 官公庁 — 2022年8月16日 11:50 JST

JAL、秋の青森旅提案 羽田-三沢コンテスト枠獲得へ、県・星野リゾートと共同企画

By
  • 共有する:
  • Print This Post

 日本航空(JAL/JL、9201)と青森県、星野リゾート(長野・軽井沢町)の3者は9月1日から、秋の青森旅を提案するキャンペーンを始める。JALが運航する羽田-三沢線の4往復化の定着を目指すもので、「りんご紅葉祭り」をテーマに秋の青森への誘客を強化する。11月30日まで。

秋の青森旅を提案するキャンペーンを県と星野リゾートと始めるJAL=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 3者が展開する「のれそれ青森旅キャンペーン」の第2弾で、JALグループ旅行会社のジャルパックが、航空券と宿泊をセットにした「ダイナミックパッケージ」(DP)を販売する。三沢空港を利用し、星野リゾートが運営するホテル「青森屋」(三沢市)か奥入瀬(おいらせ)渓流ホテル(十和田市)に宿泊すると、県の針葉樹「青森ヒバ」を使用した工芸品「青森ひばりんご」などの特典をプレゼントする。

 このほか、Instagram(インスタグラム)でフォトキャンペーンも展開。のれそれ青森旅キャンペーンの公式アカウントをフォローして投稿すると、抽選で2組4人に羽田-三沢線の往復航空券などをプレゼントする。

 のれそれ青森旅キャンペーンは7月にスタート。「のれそれ」とは青森の方言で「目いっぱい、思いっきり」という意味で、第1弾はねぶた祭などの「夏祭り」をテーマに8月末まで展開している。第3弾も計画中で、奥入瀬渓流の氷瀑など冬の青森を「雪まつり」をテーマに提案する予定。

 JALの羽田-三沢線は1日3往復だったが、国土交通省が配分する羽田空港国内線の「政策コンテスト枠」の暫定配分により、2020年10月25日に始まった同年冬ダイヤ期初から1往復増便。現在は臨時便を除くと1日4往復運航している。

 「コンテスト枠」は、スカイマーク(SKY/BC)の羽田-下地島線にも暫定配分。2022年冬ダイヤ最終日の2023年3月25日までが評価対象のトライアル運航期間で、発着枠は3月までの実績により、JALの三沢線かスカイマークの下地島線のいずれかに最終的な配分が決まる見込み。

関連リンク
日本航空
青森県
星野リゾート
青森県観光情報サイト Amazing AOMORI

JALと三沢空港、羽田発着枠獲得へトライアル2年目スタート 下地島と争う(22年3月27日)
スカイマーク、羽田-下地島10万人達成 洞社長、コンテスト枠獲得に手応え(22年7月14日)
国交省、羽田-下地島線配分 スカイマークが初就航へ、政策コンテスト枠活用(20年5月14日)
羽田国内線、16枠を再配分 地方路線で訪日誘客、新規会社向けに3枠 20年夏ダイヤ(19年9月2日)