乗客乗員520人が亡くなった日本航空123便墜落事故から、8月12日で37年が経った。墜落現場となった群馬県多野郡上野村の御巣鷹山を訪れる慰霊登山は、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため今年も遺族や関係者に限って行われた。12日午後6時開式の追悼慰霊式も遺族の参列が2020年から3年連続で見送られ、規模を縮小して開く。
JALによると12日午前11時の時点で、昨年よりも1家族13人多い38家族126人の遺族が御巣鷹山を訪れた。3年ぶりに行動制限のない夏休みとあって、2020年以降では最多となっている。コロナ前の2019年の同時刻は52家族199人だった。これまでの同時刻の過去最多は事故後30年の2015年で100家族387人、午後4時の最終値は106家族406人だった。
御巣鷹山の登山道は、2019年10月の台風19号の影響で一部が崩れ、仮設の足場が所々に設けられており、今年は「スゲノ沢」まで重機を入れて登山道の整備が進められた。また、御巣鷹の尾根への村道は通行が制限され、遺族と関係者のみ通行が認められている。
JALの赤坂祐二社長(60)は
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