ルフトハンザ ドイツ航空(DLH)は、毎年恒例のドイツビールの祭典「オクトーバーフェスト」期間中、バイエルン地方の伝統的衣装を着用した客室乗務員が、ミュンヘン発成田行きなどの長距離路線に乗務する。
2005年に復活し9回目となる今回は、女性客室乗務員12人と男性客室乗務員2人からなる14人のチームが、9月18日はニューヨーク、24日はシカゴ、30日は成田へ向けてミュンヘンから出発する。
客室乗務員が着用するバイエルン地方の伝統的衣装は、ミュンヘンを拠点とする専門店アンゲルマイヤー・トラハテン(Angermaier Trachten)によるもの。
女性用の「ディアンドル」には、ルフトハンザのコーポレートカラーであるロイヤルブルーと黄色、白を使用。胴衣は黄色で、繊細な青い花のプリントが施された。また、青と白のストライプのスカートに加え、青いシルクのエプロンも着用する。男性は革製半ズボン「レーダーホーゼン」とバイエルン地方の伝統的なジャケット「ヤンカー」、ベストを着用。ネクタイは女性客室乗務員のディアンドルと合わせたもの。
DLHは9月から10月まで、フランクフルトとミュンヘン、デュッセルドルフを出発する長距離路線のビジネスクラスの乗客に、バイエルン地方のさまざまな料理を提供する。冷燻ソーセージ「ラントイェーガー」のラディッシュ添え、マス、牛肉の煮込み料理「ターフェルシュピッツ」、チーズを使ったスパイシーな名物料理「オバツダ」、キノコと合わせたクネーデルなど、数多くの名物料理が含まれる。日本発便では、全クラスでオクトーバーフェストメニューを用意する。オーディオチャンネルでも、バイエルン地方の音楽を特集した特別番組を流す。
機内のほか、ミュンヘン空港内のルフトハンザのラウンジでも、バイエルン地方の名物料理を用意する。
DLHの客室乗務員が、オクトーバーフェスト期間中に伝統的衣装を着用して初めて乗務したのは1957年で、2005年から復活させている。
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