本田技研工業(7267)の米国子会社ホンダ エアクラフト カンパニー(HACI)は、小型ビジネスジェット機「HondaJet(ホンダジェット)」のパイロット訓練用フライトシミュレーターを6月に追加導入した。今回の追加導入により、計3機のフライトシミュレーターを保有する。また、アフターサービスを手掛ける「認定サービスセンター」を新たに4カ所開設し、サポート体制を強化する。
3機目のフライトシミュレーターは、米ノースカロライナ州のHACI本社に導入した。本社への設置は、2015年2月に導入した1号機に続くもので、本社では2機体制で運用している。2019年10月に導入した2号機は、英ファンボローにある認定サービスセンターで稼働している。
また、フライトシミュレーターを製作した米フライト セーフティー インターナショナル(FlightSafety International)社とのパートナーシップを25年間延長し、2047年まで締結した。両社は2007年に15年間の戦略的パートナーシップを締結し、ホンダジェット専用のフライトシミュレーターを共同開発した。
新たに開設した認定サービスセンターは、マレーシアのセランゴール、英ボーンマス、米オレゴン州、米カリフォルニア州の4カ所。これまでは北米と欧州、中南米、中国、日本で展開し、4拠点の追加により認定サービスセンターが21カ所に増加した。認定センターでは、機体メンテナンスやパーツ交換、アフターセールス対応などのサポートを提供する。
ホンダによると、ホンダジェットは6月末時点で219機運用されているという。
関連リンク
HondaJet
FlightSafety International
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