ボーイングは現地時間7月21日、カーゴルックス航空(CLX/CV)が777Xの貨物型777-8Fを選定したとファンボロー航空ショーで発表した。747-400Fの後継機として導入する。
777-8Fは、2機種ある777Xの旅客型のうち777-8を基にした大型貨物機で、航続距離4410海里(8167キロ)、胴体長70.9メートル、最大積載量(ペイロード)は118トン。747-400Fとほぼ同等の積載能力を持ち、燃費や排出ガス、運航コストを30%改善したもので、今年1月31日に発表した。納入開始は2027年となる見通し。
カーゴルックスはルクセンブルクの貨物航空会社で、747-8Fを14機、747-400Fを16機の計30機保有。747-400Fの平均機齢は17.5年に達しており、これらを777-8Fで置き換える。日本へは成田と小松へ乗り入れている。
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