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ボーイングは現地時間7月21日、カタール航空（QTR/QR）が737 MAXで最大サイズの737-10（737 MAX 10）を25機確定発注したとファンボロー航空ショーで発表した。今年1月31日に締結した覚書（MoU）に基づくもので、短中距離路線への投入を計画している。
カタール航空の737-10のイメージイラスト（ボーイング提供）
ファンボロー航空ショーで飛行展示を披露する737-10＝22年7月18日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
737-10は、737の発展型である737 MAXファミリーの中で胴体長がもっとも長く、メーカー標準座席数は1クラス230席。2017年6月に開かれたパリ航空ショーでローンチした。これまでもっとも大きかった737-9（737 MAX 9、同220席）の胴体を66インチ（約1.7メートル）延長して、定員増加によりドアを追加し、翼や圧力隔壁なども改良した。2023年の就航を目指している。
ボーイングは、ファンボロー航空ショーで737-10を海外初公開し、地上展示に加えて飛行展示（フライトディスプレー）を行った。ファンボローでは、デルタ航空（DAL/DL）も737-10を100機発注し、契約には30機のオプションが含まれている。
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