エアバスは現地時間7月21日、LATAM(ラタム)航空グループ傘下のラタム航空(LAN/LA)がA321neoを17機発注したとファンボロー航空ショーで発表した。A321neoの航続距離を延長した超長距離型A321XLRの導入も決定している。
今回の発注を合わせると同社のA320neoファミリーの合計発注数は100機に増えた。LATAM航空グループは、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で、2020年5月に日本の民事再生法にあたる米連邦破産法11条の適用を申請して再建手続きを進めており、今回の発注も再建に伴うもの。
A321XLRの導入により、長距離の新路線開設を目指す。LATAM航空グループの航空会社は、ブラジル、チリ、コロンビア、エクアドル、ペルーの5カ国で国内線を運航し、欧州とオセアニア、米国、カリブ海地域への国際線も運航している。
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