三菱重工業(7011)とボーイングは7月19日、持続可能な航空産業の実現に向けた協業を行う覚書(MoU)を締結したと発表した。代替燃料「SAF(Sustainable Aviation Fuel:持続可能な航空燃料)」や水素、電動化などの分野で協業し、2050年のカーボンニュートラル実現を目指す。
SAFや水素、電動化以外にも環境に配慮した素材やCO2(二酸化炭素)回収、環境負荷ゼロに貢献する推進技術、新しい機体コンセプトなどの分野で協業。持続可能な航空産業の実現に向けた協力体制を構築する。
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