札幌丘珠空港ビルと北海道エアシステム(HAC、NTH/JL)は、開港80周年を記念して7月30日に小中学生向け親子見学会を開く。普段は立ち入れないHACの格納庫や機体の見学、チェックインカウンターでのお仕事体験などを実施する。両社共催の見学会は初めて。
対象は小中学生の親子ペア20組40人で、申し込みは往復ハガキで18日まで受け付け、応募多数の場合は抽選。参加費は無料で、時間は30日午後4時30分から午後7時15分まで。
丘珠空港の歴史は、1942(昭和17)年9月に当時の大日本帝国陸軍が229万平方メートル(695坪)の用地を買収して飛行場を設置したことで始まった。1958年12月3日の防衛庁(現防衛省)告示で札幌飛行場となり、1961年11月27日の運輸省(現国土交通省)告示で公共用施設に指定され、同年12月10日から自衛隊と民間の共用飛行場として供用を開始した。
札幌丘珠空港ビルは1990年5月23日に設立され、現在の旅客ターミナルは1992年2月21日にオープンした。2004年3月18日には滑走路長を1400メートルから1500メートルに延長し、供用を開始している。
サーブからATRへ
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丘珠空港ビル25周年遊覧飛行
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