兵庫県や兼松(8020)など5者で創設した「HYOGO空飛ぶクルマ研究室」(HAAM)は、大学生を対象としたトークイベントを7月9日に神戸・三宮で開く。「空飛ぶクルマ」と呼ばれるeVTOL(電動垂直離着陸機)の現状を、日本航空(JAL/JL、9201)やANAホールディングス(ANAHD、9202)などから専門家を招き解説する。
「大学生と考える空飛ぶクルマ産業の未来」と題したトークイベントで、国内で空飛ぶクルマの機体製造を進めているSkyDrive(スカイドライブ)の佐藤剛裕COO(最高執行責任者)と、JALエアモビリティ創造部の佐々木康人マネージャー、ANAHDエアモビリティ事業化プロジェクトの保理江裕己ディレクター、経済産業省 産業機械課 次世代空モビリティ政策室で空飛ぶクルマとドローンを担当するの山本真生係長の4人が登壇。近年目まぐるしく開発が進む空飛ぶクルマの現状や魅力を伝える。
日時は7月9日午後3時から4時まで。阪急神戸三宮駅ビルに直結する「アンカー神戸」で開催し、現地参加のほかオンラインでの生中継や見逃し配信でも参加できる。
兵庫県と兼松、中央復建コンサルタンツ(大阪市)、パソナグループ(2168)、BUZZPORT(神戸市)の5者は、eVTOLの活用に向けた連携協定を今年4月に締結。創設したHAAMは連携第1弾プロジェクトで、空飛ぶクルマを利用者視点からとらえるシンクタンクを目指し、研究室に関わった学生を空飛ぶクルマ産業の担い手として兵庫県から輩出することを目標に掲げている。
関連リンク
HYOGO空飛ぶクルマ研究室
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