新型コロナウイルスの流行により運休が続いていた、羽田-ソウル(金浦)が6月29日に再開された。日本と韓国の2社ずつが週2往復ずつ、計8往復を運航する。再開初日となった29日は、大韓航空(KAL/KE)とアシアナ航空(AAR/OZ)の韓国系2社の便が2年4カ月ぶりに羽田へ到着した。
—記事の概要—
・韓国系2社は水土運航
・大韓航空、予約3ケタ
韓国系2社は水土運航
2社とも水曜と土曜に運航する。大韓航空の運航スケジュールは、羽田行きKE707便がソウルを午前9時に出発し、午前11時10分着。ソウル行きKE708便は午後0時25分に羽田を出発し、午後2時45分に到着する。機材はボーイング737-900ER型機(2クラス173席:ビジネス8席、エコノミー165席)を投入する。
アシアナの運航スケジュールは、羽田行きOZ1085便がソウルを午前8時40分に出発し、午前10時45分着。ソウル行きOZ1075便は午後0時5分に羽田を出発し、午後2時25分に到着する。機材はエアバスA321型機を投入する。
アシアナ航空のソウル発OZ1085便(A321、登録記号HL8039)は、定刻より1分早い午前10時44分に羽田空港の114番駐機場に到着した。大韓航空のソウル発KE707便(737-900ER、HL8273)は、定刻より6分早い午前11時4分に113番駐機場に着いた。
日系2社も順次再開し、日本航空(JAL/JL、9201)は翌30日から日曜と木曜に、全日本空輸(ANA/NH)は7月1日から月曜と金曜に運航する。
大韓航空、予約3ケタ
路線再開を受け、羽田空港で取材に応じた大韓航空 東日本支店の妹島(せじま)禎也支店長は、同路線を「日韓の往来の大動脈で旗艦路線」と表現し、「素直にうれしい」と喜びをあらわにした。
再開初日となった29日は、往復とも50人程度が利用した。妹島支店長は「政府の認可受けてから1週間で50人に予約いただいた」と利用客に感謝した。7月2日に運航する2便目も初便同様の予約状況だが、6日に運航する3便目からは3ケタの予約が入り好調だという。
再開後の機材は小型機の737を投入する。妹島支店長によると、メンテナンスの都合で737で運航しているという。今後は大型化も計画し、8月ごろをめどに777の再投入も予定している。
大韓航空は競合のアシアナ航空同様、水曜と土曜に運航する。妹島支店長は「各社が当局に申請したら同じ曜日・同じ時間帯になった」と説明。「分散した方が利便性が高いが、各社で思惑がある」と述べた。
水曜発とした理由については、出張の開始日と関連しているという。妹島支店長はコロナ以前は出張開始日が月曜だったとした上で、「現在はPCR検査を受けた後への出張に変化している。月曜に検査し火曜に陰性証明取得後、水曜に出張する」パターンが多いとした。
韓国2社の運航スケジュール(定刻)
大韓航空
KE707 ソウル(09:00)→羽田(11:10)運航日:水土
KE708 羽田(12:25)→ソウル(14:45)運航日:水土
アシアナ航空
OZ1085 ソウル(08:40)→羽田(10:45)運航日:水土
OZ1075 羽田(12:05)→ソウル(14:25)運航日:水土
関連リンク
大韓航空
・大韓航空、羽田-ソウル再開 6/29から週2往復(22年6月22日)
・アシアナ航空、羽田-ソウル6/29再開 日韓4社で週8往復(22年6月22日)
・JAL、羽田-ソウル6/30再開 羽田-ホノルル、9月も1日2往復(22年6月22日)
・ANA、羽田-ソウル7/1再開 週2往復(22年6月22日)
これより先は会員の方のみご覧いただけます。
無料会員は、有料記事を月あたり3記事まで無料でご覧いただけます。
有料会員は、すべての有料記事をご覧いただけます。
会員の方はログインしてご覧ください。
ご登録のない方は、無料会員登録すると続きをお読みいただけます。
無料会員として登録後、有料会員登録も希望する方は、会員用ページよりログイン後、有料会員登録をお願い致します。
* 会員には、無料個人会員および有料個人会員、有料法人会員の3種類ございます。
これらの会員になるには、最初に無料会員としての登録が必要です。
購読料はこちらをご覧ください。
* 有料会員と無料会員、非会員の違いは下記の通りです。
・有料会員:会員限定記事を含む全記事を閲覧可能
・無料会員:会員限定記事は月3本まで閲覧可能
・非会員:会員限定記事以外を閲覧可能
* 法人会員登録は、こちらからお問い合わせください。
* 法人の会員登録は有料のみです。