全日本空輸(ANA/NH)と日本航空(JAL/JL、9201)など東京にゆかりのある旅客輸送事業5社は6月13日、地方からの誘客を目的とした「ただいま東京」キャンペーンを共同で展開すると発表した。ANAとJALのほか、東海旅客鉄道(JR東海、9022)と東日本旅客鉄道(JR東日本、9020)東京地下鉄(東京メトロ)の鉄道3社との共催でSNSなどのキャンペーンを通じ、新型コロナにより落ち込んだ誘客の拡大を目指す。
—記事の概要—
・SNSでキャンペーン
・「ライバルで手を取って」
・JAL・ANAのCAおすすめのスポットは?
SNSでキャンペーン
キャンペーンはInstagramとTwitterの各SNSで展開する。Instagramは、「ただいま東京」の公式アカウントで、おすすめスポットなど東京の“今”を各社連携し発信する。これまでに訪れた東京のスポットや行きたい場所、思い出の写真をハッシュタグ「#ただいま東京」を付けて投稿。抽選でANAとJALの羽田行き国内線往復航空券などをプレゼントする。
Twitterは5社共同のキャンペーンのほか、各社のキャンペーンと連動した取り組みを展開する。キャンペーン投稿をリツイートすると、抽選で旅行券などが当たる。いずれも9月30日まで。
今回のキャンペーンでは、特設サイトを開設。掲出するロゴには機体と列車をあしらい、「微笑み」をデザインした。
「ライバルで手を取って」
都内を一望できる東京スカイツリーの展望台「天望デッキ フロア350」で会見した、JR東海の執行役員で営業本部長を務める杉浦雅也氏は今回のキャンペーンについて、各社とも東京行きの流動回復が弱いとした上で「ライバル関係で手を取って、東京に行きたいと思っているお客さまを後押ししたい」と述べた。
キャンペーンで事務局を務めるJR東海は、自社グループの6月出発の旅行商品の旅客数について、新型コロナ前の2018年度比で首都圏発の下りが40%減、首都圏着の上りが54%減で、上りと下りで差が付いていると説明。JR東海のほか各社も「同じような事情だった」(JR東海)ことから、今回の取り組みは東京向けの旅行を喚起したい各社の思惑が一致し、昨年度末あたりから動き始めたという。
現在のところ、SNSでのキャンペーン以外に決まったものはないようだ。
JAL・ANAのCAおすすめのスポットは?
JALの執行役員で旅客営業本部の営業統括を務める中野星子氏は、スカイツリーでの会見で「全国のお客さまをお迎えしたい」と抱負を述べた。またJALの客室乗務員は東京のおすすめスポットとして、JALの本社がある天王洲アイルを挙げ、「倉庫をリノベーションしたカフェやレストランが並び、開放感のあるエリア」と紹介した。
ANAの執行役員で営業部門統括を担当する矢澤潤子氏は、ANAが運航するテレビアニメ「鬼滅の刃」の特別デザイン機「鬼滅の刃じぇっと」を紹介。「羽田空港で撮影して、Instagramに投稿して」とアピールした。ANAの客室乗務員はおすすめスポットとして浅草を挙げた。
関連リンク
ただいま東京
全日本空輸
日本航空
JR東海
JR東日本
東京メトロ
・ANA、羽田国内線でダイナミックパッケージ 「ただいま東京」キャンペーン(22年6月14日)
ANAの「鬼滅の刃じぇっと」
・ANA、鬼滅の刃2号機就航 羽田から広島行き、初号機も並び“鬼滅一色”に(22年3月26日)
・ANA鬼滅の刃じぇっと、羽田から初便出発 オリジナルメモ帳プレゼント(22年1月31日)
これより先は会員の方のみご覧いただけます。
無料会員は、有料記事を月あたり3記事まで無料でご覧いただけます。
有料会員は、すべての有料記事をご覧いただけます。
会員の方はログインしてご覧ください。
ご登録のない方は、無料会員登録すると続きをお読みいただけます。
無料会員として登録後、有料会員登録も希望する方は、会員用ページよりログイン後、有料会員登録をお願い致します。
* 会員には、無料個人会員および有料個人会員、有料法人会員の3種類ございます。
これらの会員になるには、最初に無料会員としての登録が必要です。
購読料はこちらをご覧ください。
* 有料会員と無料会員、非会員の違いは下記の通りです。
・有料会員:会員限定記事を含む全記事を閲覧可能
・無料会員:会員限定記事は月3本まで閲覧可能
・非会員:会員限定記事以外を閲覧可能
* 法人会員登録は、こちらからお問い合わせください。
* 法人の会員登録は有料のみです。