タイ国際航空(THA)は、成田-バンコク線の午前便(TG640/641便)の機材を現行のボーイング747-400型機から、夕方便(TG676/677便)と同じエアバスA380を導入する。バンコク発成田行きTG640便は冬スケジュールが始まる10月27日から、折り返しの成田発バンコク行きTG641便は28日から、A380で運航する。
A380の座席数はファースト12席、ビジネス60席、エコノミー435席の計507席で、747-400と比べて133席増加。また、747-400のビジネスクラスはシートがライフラットだったが、A380では全席通路アクセスが可能なスタッガード配列のフルフラットシートになる。
成田からバンコクへ向かう午前便は、午前11時出発のTG641便と同じ時間帯に集中。THAではA380導入により、同機が持つ人気やフルフラットシートを装備したビジネスクラスなどで差別化し、他社便からの利用客獲得を狙う。
THAは日本路線へのA380導入を、今年1月に成田-バンコク線の夕方便から開始。12月1日からは関西空港にもA380を就航させる。関空へのA380による定期便就航は初めて。
THAはA380を運航する航空会社としては9番目で、6機を発注済み。エンジンは英ロールス・ロイス社製トレント900を搭載する。現在4機を受領済みで、10月から11月にかけて残り2機を受領する。
A380運航便のスケジュール
成田午前便(10月導入予定)
TG640 バンコク(22:35)→成田(翌日06:15)
TG641 成田(10:45)→バンコク(15:45)
成田夕方便(1月導入済み)
TG676 バンコク(08:00)→成田(15:50)
TG677 成田(17:30)→バンコク(22:30)
関空便(12月導入予定)
TG622 バンコク(23:15)→関西(翌日06:25)
TG623 関西(11:00)→バンコク(15:45)
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